各ブランドと同じようにヴィトンも毎年、春夏と秋冬で新しいデザインのアイテムを発表し続けています。年に2回催される新作発表ですが、春夏コレクションの新アイテムが発売される前年の12月、つまりクリスマスシーズンに、春夏の新作お披露目販売としていち早く新作がリリースされます。
これが「クルーズコレクション」と呼ばれるもので、クルーズラインと呼ばれるものと違いはないのですが、「マリンテイスト」のニュアンスを含んだ“クルーズ”と、「新作」という意味あいを持ったものと、“クルーズ”には二つの側面があります。ちなみに秋冬コレクションの前に発売される「プレフォール」というのもあります。
ここではヴィトンの春夏コレクションの新作をクルーズコレクションとしてご紹介させていただきます。
2010年のクリスマスに発売されたルイ・ヴィトン2011クルーズコレクションは、モノグラム・サビア・ファブリックという繊維を基にした生地を素材に使用しています。
レトロ&コンテンポラリーということばがぴったりの新コレクションは、まちが広くて容量がたっぷりのトートバッグをはじめ、ショルダーやポシェットにもこのサビア・ファブリック素材の生地が用いられています。モノグラム柄の生地はやわらかいイメージのベージュカラーを基調としており、ふちどりにローズ、ヴェール、ブロンという色の組み合わせはより明るくて春夏の季節にあいそうな、爽やかな雰囲気が魅力の春夏アイテムとなっています。
マーク・ジェイコブス氏ならではの甘くもエレガントなデザインがとても魅力的に仕上がっています。また、フランシス・コッポラ氏とのコラボレーションバッグも新しいラインとして誕生したり、注目のアイテムに目が離せません。
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